ビリーフチェンジセラピー とは
ビリーフチェンジセラピー とは
京都心理カウンセリング 心理カウンセラー 塩澤順哉です。
この記事がはじめましてという方向けに簡単に自己紹介をさせて頂きますと。
20代、心療内科に通い。バイトを転々としながら。
このままではヤバイと思って、心理学とカウンセリングの勉強を
28歳ぐらいの時に始めました。
そこから色んな心理学、カウンセリング、セミナーに通いまくったのですが。
正直なかなか。自分自身、元気になり切れず。
やっぱり、心療内科と薬からは一生離れられないのかな。。。
そんな事を思っていた時に、
「ビリーフチェンジ・セラピー」というカウンセリングに出会いました。
凄く感覚的になのですが。
「これはなんか凄い」と感じたことは今でも鮮明に覚えています。
それから、このビリーフチェンジ セラピーの勉強をして。
ビリーフチェンジセラピーを受けました。
「ビリーフチェンジ・セラピー」を一言で超簡単に表現すると。
思い込み(ビリーフ)をチェンジ(変える)というセラピー(療法)です。
思い込みを変える。ということです。
もう少し、詳しく説明すると。
人は無意識に色んな「思い込み」を持っています。
例えば。
仕事とは、*******なものだ。
という「*******」の部分にどんなことが入りそうですか?
仕事とは、「楽しくする(べき)」ものだ。
仕事とは、「嫌でも3年は続ける(べき)」ものだ。
仕事とは、「成果を出すために努力する(べき)」ものだ。
仕事とは、「会社に貢献するために必死でやる(べき)」ものだ。
仕事とは、「やりたくなかったらやめてもいい」ものだ。
仕事とは、「工夫しながら、楽しみをみつけながらする(べき)」ものだ。
仕事とは、「生活のためにする(べき)」ものだ
仕事とは、「自己実現のためにする(べき)」ものだ
仕事とは、「お客様の笑顔のためにする(べき)」ものだ
仕事とは、「上司に怒られない程度に適当にする(べき)」ものだ。
他にも、仕事は、の後に続く言葉は色々あると思います。
ここに出て来る言葉は、
あなたの仕事に対する、
価値観が現れてきていると思います。
上記のどれが間違っていて、どれが正解だ。
というものがあるわけではないですよね。
どれも、正解です。そして、
()の中をあえて「(べき)」と書きましたが。
(のほうがいい)とすることもできれば。
(絶対にそうしなければいけない)と思っている人もいれば。
(これ以外は絶対にありえない。それ以外の考えは間違っている)
という方もおられれば、
(それ以外の考え方は受け入れられない。正してやる。)
というような方もおられるかもしれません。
どのスタンスも正しとか間違っているとかいうことはありません。
ただ、この思い込み(ビリーフ)があなたを苦しめる事があります。
A子さんはこんな風に思っています。
仕事とは、「お客様にも上司にも評価され、みんなに喜んでもらえないと私には価値がない。」
と思っているとどんな風になるでしょうか。
もし、仕事で失敗して。上司で怒られ。お客様にも怒られる。
しかも凄く大きな失敗だ。となった時。
そんな私には、価値がない。となると、何だかもう仕事に行きたくないし。
仕事のやる気もでなくて。
ウツっぽくなってしまいそうですね。
逆に、B子さんは
仕事とは、「上司に怒られながらするものだし、そのうち慣れて楽しくなってくるものだ。例え上司に怒られても、私の価値には変わりはない。」
という思い込みがあれば、何だか仕事をするのが、楽しそうですね。
こんな風にビリーフとは、普段意識することはないです。
そして、目には見えません。
そして、大きくあなたの人生に影響を与えている。
ということがあります。
そして、このビリーフというものは、ある日突然できたものではなく。
小さい時から、日常生活を通して、あなたの中にできてくるものです。
A子さん「仕事のできない私には価値がない」と思っています。
この人は、どんな環境で育ってきたでしょうか?
ちょっと想像してみましょう。
お父さんは仕事に凄く厳しく、いつも口癖のように。
「仕事はお客様に喜んでもわらなければ意味がない」と
苦しそうに言いながら毎朝早くから仕事に行き。
帰って来るのはいつも深夜。
子供心ながら、大人になって働くということは、
お父さんみたいに苦しくて、大変なことなんだろうな。
というように、働くお父さんのことを見ていました。
そして、休日は疲れ切ってずっと寝ています。
こんな風に、毎日、疲れたお父さんの顔を見ていると、
仕事って、凄く大変そう。。。
A子さんは父であるA夫さんの生き方を見て、
仕事ということについて、こんな風に意味付けをして、
そんな思い込み(ビリーフ)を持ってきました。
逆にB子さんは、どんな環境で育ったでしょうか。
お父さんは、毎朝、「今日も仕事が楽しみだー」と言って仕事に行きます。
そして帰ってきたら、B子さんの話も聞いてくれるし。
お父さんの仕事がいかに楽しいか。
もちろん失敗もするけれど、それをネタにして笑いを取りながら、
いつも楽しそうに働いています。
休みの日も、会社の同僚と家族ぐるみの付き合いででかけることもあります。
そんなB子さんは、早く大人になって、
お父さんみたいに、楽しく働きたいなぁー。
こんな風に思っています。
ですので、B子さんの中には仕事に対する思い込みは、
凄く楽しくて、こんな風に仕事ってしていくものなんだろうな!
というポジティブなイメージができるような環境で育ってきています。
どちらの、ビリーフ(思い込み)に「良い、悪い」があるわけではありません。
ただ、A子さんのようなビリーフを持っていると、
仕事を続けていくことがとてもしんどくて、
大人になると、お父さんのように働いて、休みの日は寝て過ごす。
こんな風になってそうな気がしませんか?
どうでしょう。こんな風に、ビリーフとは、
幼少期の体験を通して。それをどんな風に意味づけるのか。
受け取るのか。ということで大きく変わってきます。
それは、「良い、悪い」ということではありません。
ただ、そのビリーフを持ち続けると苦しい人生になる。
というビリーフというものは確実にあります。
ビリーフチェンジセラピーに出会った時
この話を聞いて、 すごくなるほど!っと思いました。
自分の幼少期の、出来事に対する意味づけが人生を左右している。
という事実に気づきました。
そうです。
「仕事ができない自分には価値がない」
「仕事ができなくても自分には価値がある」
これは真逆のビリーフですが、どっちも正解です。
そして、それは、あなたにとっての正解であり。
絶対的な真実ではありません。
あなた自身が小さい時に無意識に、選んだ。決めた。ことです。
そんな思い込みは、時間を経て、10年、20年後、30年後かもしれません。
ある日、あなたを襲うことになります。
「仕事に行きたくない」
「仕事ができない私には存在価値がない」
そんな思いがでてきて、初めてあなたは、ビリーフの影響力を
体感することになります。
でも、それが、ビリーフが作り出しているということは知らないので。
もっと、お客さんに喜ばれたら。
もっと、上司に認められたら。
もっと、完璧な仕事ができたら。
まだまだ、私の努力が足りないだけ。
もっともっと、自分の気持ちを押し殺して頑張ろう。
こんな風にして、苦しくなるビリーフを強化する行動を取るわけです。
どうなりそうですか?
しんどいですよね。
「朝、起きられません。」となります。
この症状というのは、起きられなくなった朝に、突然できたわけではありません。
幼少期にできたビリーフ(思い込み)を強化した結果として作られた現実です。
なので、こういった問題を解決しいこうと思うと、
幼少期から、毎日強化して、思い込んできたビリーフを変える必要があります。
そこが変わらないことには、また繰り返します。
この話を聞いた時、僕は衝撃を受けました。
そうだったのか。
僕の悩みの根本原因はそんな時から作られていたのか。
本当にびっくりしました。
そして、このビリーフ思い込みの中でも、
人生に大きな影響を与えるものが、24個に分類されている。
という話を聞いたんです。
ビックリしました。
幼少期にできる思い込みにがわかっていて、
それが大人になった時に、どんな風に表面に出て来るのか?
ということが、心理学の研究でわかっていたんです。
この話を聞いた時、悩みの根本原因がわかったし。
悩みというものが、そもそもどんな構造になっているのか。
ということが理解できました。
そして、そんな苦しいビリーフは、早くチェンジしたい。
そして、幼少期に無意識に思い込んだことなので、
大人になってからでも、もう一度その思い込みは書き換えることができる。
ということを知ったのは凄く大きなことでした。
根本原因を理解した上で、解決方法があるということを知れたということは、
ものすごく大きな希望になりました。
いかがでしたでしょうか?
ビリーフは目に見えません。
ですが、どんなビリーフがあるのかは、あなたの悩みを聞けばわかります。
悩みを解決していく上で大切なことがいくつかあります。
その中でも、特に重要なことはあなたが持っているビリーフはどんなビリーフなのか。
ということをまず正しく知るということがあります。
現在位置がわからないことには、どちらに進めばいいのかわかりませんね。
まずは、この現在位置を知って頂くということをお勧めしています。
初回のカウンセリングではまず、現在位置を知って頂きます。
そして、その先、に何を解決すると楽になれるのか。
ということもお伝えさせて頂きます。
ビリーフチェンジセラピーは ここで学びました。
一般社団法人 日本プロセラピスト養成協会HP
http://www.pro-therapist.or.jp
代表理事 棚田克彦 先生 のブログ
ビリーフチェンジセラピーが気になるという方は、
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