カウンセラーからの【お知らせ】

親を殺したい、と思うことは悪いことではありません

うつを克服して好きだったことを取り戻すカウンセラー 塩澤順哉です。

親を殺したくなる感情は、いけないことなのでしょうか?

カウンセリングでは、

「自殺したい、人を殺したい、早く死んで欲しい」

あなたは、そんな風に思うことはありませんか?

ということをさらっと聞くようにしています。

というのは、私自身が

「自殺したい、親を殺してやろう、親が早く死ねばいいのに」

そんな風に思って生きてきたからです。

私は、心理カウンセラーになって10年になります。

その前は「自殺、他殺」というようなことを考えていました。

警視庁の統計によると、日本での殺人事件の5割以上が、

親子、配偶者、兄弟姉妹などの家族間で起こっているということです。

殺人事件の検挙件数そのものは、年々下がっています。

その反面、殺人事件における親族率は上昇しています。

日本人の生活が豊かになるとともに、殺人を犯す人は減ったが、

「家族を殺したい」と思う人、そんな風に精神的に追い詰められる人は

減っていない。という現実があります。

殺意の3大要因は、「親の過干渉」「劣等感」「介護」

ということがあります。

あなたの場合はどれが当てはまりますか?

思い当たるものがありましたでしょうか?

この3大要因を解決していく上で大切な前提があります。

1、「親を殺したい」と思うことは当たり前

2、「自分が1番大切」で大丈夫

3、人は変われる

 

この3つの前提とても大切なのでまずそのお話をしていきます。

1、「親を殺したい」と思うことは当たり前

実際に親に、暴力や危害を加えるということはしてはいけないことですが、

心の中で「もう死んで欲しい」「いなくなって欲しい」と思うことは悪いことではないです。

むしろ、あなたが親に、今追い詰められているということを認識する凄くいい機会です。

そこに気づいたこの機会を今後の人生に活かすきっかけにして頂ければと思っています。

最後まで読んで、お気軽にご相談ください。

2、「自分が1番大切」で大丈夫

親のために自分が犠牲になることは、必ずしも美徳とは限りません。

生物には、他を蹴落としてでも自分は生き延びたいと言う本能があります。

「親を大切にしなければいけない」という思いの強い人ほど、

親のために自分を犠牲にして、心身ともにボロボロ。

追い詰められすぎて、親に殺意が向くということがあります。

あなた自身が、満たされて初めて、家族に対しても余裕が持てるようになります。

3、人は変われる

ここは、沢山お伝えしたいことがありすぎて。

シンプルにまとめると、僕自身がうつ、自殺、親を殺してやろうと思っていた所から、

まさか、うつ、自殺、親を殺したい方のサポートに回るなんて、

当時の僕が聞いたら絶対に嘘だと言います。

それぐらい人は変われます。

ここは、また別でお話しさせてください。

こういう前提を踏まえて、

殺意の3大要因「親の過干渉」「劣等感」「介護」

についてお話しさせていただきます。

1、親の過干渉が、殺意の要因になること

ここでよく起こる間違えについてお話しさせていただきます。

・幼少期の習い事

・交友関係や進学先

・就職先や仕事の内容

・結婚相手

こういうことについて親から干渉を受けたということはありませんか?

いかがでしょうか?

もしくは、これまでの親との関わりで、

・『世間体が悪い』が口癖

・『あなたの為を思って』と言われてきた

・『あなたのために私は我慢した』と言われてきた

・あなたを育てるために、仕事を続けるのを諦めた

・あなたのために、夫と離婚するのを我慢した

・あなたのために、私の人生を犠牲にした(という態度)

・門限は夕方5時

・大学進学で一人暮らしには大反対

・外泊なんてもってのほか

というようなことが重なると、

親の喜ぶ顔が見たいがゆえに、親の望み通り行動する。

親の期待する「いい子」を演じてしまう。

というようになります。

こういう問題が起こる根本に

親自身が、子供への過干渉や支配を「愛情ゆえの行為」と履き違える。

また、子供が、そういった過干渉や支配を「愛情」と勘違いしたまま育つ。

愛されてきたはずなのに、何だか苦しい。

愛されてきたはずなのに、そんな風に感じる私がダメというようになることもあります。

このようになると、愛情、過干渉、支配という3つのことが混ざり合い

お互いがお互いに依存し合う関係になってしまうこともあります。

「親の過干渉」については以上です。

いくつの項目が当てはまりましたか?

過干渉が当たり前になると、あなたの欲求、感情を知らず知らずに抑え続ける。

抑えるのが当たり前にになっているので抑えている事にも気づかない。

気づいた時には、もう我慢が爆発した状態。

爆発する方向が、親に向く時、親を殺したい。

という感覚になって出てきているということです。

2、劣等感が殺意の要因になること

親の社会的なステータスが高く、子供が劣等感を抱くということがあります。

具体的には、名家の跡取り、有名人の子供、

医師、弁護士、教師、政治家など「先生」と呼ばれる職業の人の子供です

(私の父は学校の先生でした。)

「親には到底かなわない」という思いをするたびに、子供は無力感と劣等感を感じます。

自分をダメだと自己否定する。

そんな経験を繰り返すうちに、心の中に親に対する憎悪が芽生え、

憧れであると同時に、自分を苦しめる存在である親に対して

「親さえいなければ・・・」と思うようになります。

これが、劣等感が殺意の要因に全体の流れです。

具体的な出来事でいうと、

・勉強、受験/高校受験、大学受験

・仕事/大学卒業後の就職先/仕事での昇進

というようなことが劣等感を感じるポイントとなります。

また、厳格な父親だけではなく、

親戚や、近所の人から

「跡取り息子ができてよかった」

「○○ちゃんも大きくなったらお父さんと同じ仕事をするんでしょ?」

などという期待声をかけられる

ということがプレッシャーに働くこともよくある。

親にはそのつもりがなくても、親の存在そのもの。

また、周囲からの期待の声が子供の自由を奪う可能性もある。

劣等感や無力感というのは、急に出てくるというよりは、

小さい時の親の対応がどうだったというよりは、

周りの環境や、親戚、近所の人という

一見、影響力がなさそうなところからジワジワ感じている。

ということがある。

なので、なかなか自覚しにくくて、気がついた時には

親が凄くしんどくて、親を殺したい

というようなことになる。

 

この2つ、親の過干渉と劣等感は小さい時からの積み重ねである。

どちらか1つがだけというよりは、

両方とも要素があって。合わせてしんどい。

というようなこともある。

最後が「親の介護」になる。

具体的に介護というものがどういう場面で問題になるかをまずお話しします。

・親が70代半ばを過ぎたら、何らかの介助が必要になる

・介護期間は平均5年で長ければ10年以上

という事実があります。

・親の老後の面倒を見るのは子供の務めだ

・親の介護は子供ができる最後の親孝行

・「薄情」という親族からの声

というようなことがあって、10年以上も介護をしていると、

また、介護を理由に転職、離職、引越し、などをしたとなると

それは、あなたにとってかなりのストトレスになる。

親を殺したい気持ちでお悩みの方、

期間限定で、専門家の無料相談をしています。

LINEからお気軽にご相談ください。

 

  • この記事を書いた人

zoomオンライン心理カウンセラー:塩澤順哉

うつを克服して好きだったことを取り戻すzoomオンラインカウンセラー 塩澤順哉 うつになったことで好きだった仕事、育児、料理、趣味ができなくなった方へ。 自身がうつを克服して、カウンセラーとして200名以上の相談実績。 最短3ヶ月で病院にかかっても改善されなかったうつを克服するサポートをしています。 詳しくはこちらから

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