あなたは解決したい悩みがあるけど、どうしても解決できずに苦しんでいませんか?
誰しも一度は悩みを抱えた事があると思います。
でも、そんな悩みも1分間で解決できる方法があれば、知りたいと思いませんか?
その解決できる方法に、EFTというものがあります。
この手法は、簡単に言えば、体へのタッピングを行うものとなります。
しかも、1分間という短時間で、小学生でもできるような簡単な手順であらゆる精神的・肉体的苦痛を
取り除くことができる世界中で活用されている心理学のツールなのです。
僕はこのEFTを使って、100人以上の方を治してきました。
今回はそのタッピングのやり方や、どんな事に効果があるのか、また実際に解決できた事例を
紹介していきたいと思います。
EFTの歴史
EFTは、Emotional Freedom Technique(エモーショナル・フリーダム・テクニック)の
頭文字を取ったもので、感情を開放するテクニックとなります。
創始者は、アメリカの心理学者ゲアリークレイグとなります。
この方は、スタンフォード大学でエンジニアを学ばれた方です。
その方はEFTの前進であるTFT(思考場両方)の創始者であるロジャーキャラハン氏と出会い、彼から
TFTというタッピング技術を学び、そこからこのEFTを生み出したのです。
では、TFTはどのように生まれたのか?
キャラハン氏の患者であったメアリーさんは、極度の水恐怖症であり、何をやっても克服する事が
出来なかったそうです。
そこで、東洋医学や様々な知識を持っていたキャラハン氏が、ツボでも刺激してみると良くなるのでは?
と軽い気持ちで試しにやってみたところ、何をやっても解決できなかった水恐怖症が解決できたのです。
それがEFTの前身である、TFTが生まれたきっかけとなります。
但し、そのTFTは、色んなパターンの手順があり、万人に出来るものではなく難しいものであったため、
グレイグ氏は、どの症状にも共通して解決できるタッピング技術がないかを研究し、このEFTを生み出したのです。
クレイグ氏は、EFTを開発するにあたって、約200万ドル、日本円で2億円もの開発費用を投じて、
この技術を生み出したのです。
EFTはどんなことに効果があるの?
自分達が抱える悩みの元を解決することができます。
具体的には以下のようなものです。
・感情の解放
・胃痛、歯痛、頭痛、体の痛み
・花粉症などのアレルギー
・対象喪失・ペットロス
・ダイエット、過剰な食欲
・不眠症
・アルコール、ギャンブル、薬物への依存
・トラウマ/PTSD
・ビジネス向上
・二日酔い
・目標達成
こうやってみると、不安や苦痛などあらゆる問題に効果があることが分かりますね。
EFTは何故効果があるの?
ハーバードメディカルスクールにおける10年以上の研究によって、特定のツボを刺激することで
扁桃体の活動が抑制されることが明らかになりました。
また、大脳辺縁系の一部である海馬や、恐怖に関連する脳の他の部分の活動が抑制されることも明らかになりました。
ハーバード大学の研究はツボへの刺激に鍼を用いたものでしたが、鍼による刺激と鍼を使わない(タッピングのような)
刺激を二十盲検法で調査したところ、どちらの方法でも同じような効果がみられました。
不安障害の治療においては、鍼を使うよりはタッピングの方が効果的であることを示唆する結果も存在しています。
また、他の研究も、ハーバード大学の発見を裏付けていて、この研究はドーソン・チャーチ博士が行ったもので、
「逃げるか/戦うか」の反応をコルチゾールレベルという側面から調べたものです。
このコルチゾールとは、アドレナリンと同じくストレス反応時に分泌されるホルモンです。
チャーチ博士の研究チームは、科学的研究を行う上で最も信頼性が高いとされる無作為比較試験(RCT)を用いて、
心理的症状とコルチゾールレベルの変化に関する研究を行いました。
彼らは83名の被験者を、1時間のEFTタッピングセッションを受けるグループ、従来のトークセラピーを1時間受けるグループ、まったく治療を行わないグループに振り分けました。
実験の結果、EFTを受けたグループではコルチゾールレベルが大幅に低下しました。
50%以上低下した被験者も数名おり、平均では24%の低下となりました。
一方トークセラピーグループと対象群に目立った変化はなく、両グループのコルチゾールレベルの低下は、時間の経過によって
起こる自然な変化にとどまりました。
そして、EFTグループにおけるコルチゾールレベルの低下と、不安、うつ状態、その他の心理的症状の軽減度合いには関連が見られました。
(ニック・オートナー著「タッピング・ソリューション」)
こう見ると、あの世界にも名の通った有名大学でも、EFTの効果というのは有効的であるのが証明されているのが分かりますね。
EFTってどんな風にするの?詳細な手順を解説
では実際にEFTのやり方を紹介していきます。
大きく、事前準備、実践、終了後という3つの流れになります。
ここでは、花粉症で左の鼻の奥が痒いという例を元に説明していきますね。
1.事前準備に必要な4つのステップ
この事前準備は、EFTをやる最初に言う言葉を決めます。
大きく4つのステップからなります。
①場面を決める
今現在困っている状況を確認します。
ここでは、花粉症でしんどいという状況となります。
②感情を決める
その困っている事にどういう感情があるのかを把握します。
ここでは「痒い」となります。
鼻が痒い場合も、鼻のどの部分なのか、位置は?など、場所をピンポイントに特定します。
ピンポイントに特定するのは特に重要なポイントとなります。
③感情を数値化する
10段階で評価した時にどれぐらい痒いのかを数値にします。
ここでは、そこそこ痒いという状況なので、一旦10段階中5段階とします。
④最初のセットアップフレーズを書き出す。
ここまできたら、言葉を決めます。
ここが結構みなさん難しいと思われる所になりますが、シンプルに考える事ですね。
ポイントは、「今〇〇だけど、△△になったら良いなと思う」というフレーズを元に作ります。
〇〇には、何に困っているのか。
→ここでは、先ほどの1と2を使います。花粉症でしんどく鼻の奥が痒いとなります。
次に△△についてです。
→ここでは、理想の状態を言います。痒いのが無くなるになります。
繋げると「今花粉症でしんどく鼻の奥が痒いけど、痒いのが無くなったら良いなと思う。」
になります。
⑤タッピング時の言葉を書き出す。
セットアップフレーズとは別で、タッピング中に言う言葉を決めます。
ポイントは、「現状の把握」と「理想の状態」を書き出します。
これは以下の例を参考にして下さい。
・現状の把握
ここには、苦しい、困った、怒っている気持ちを書き出します。
腹が立つ
悲しい
怖い
寂しい
悔しい
イライラする
辛い
苦しい
気持ち悪い
嫌だ
嫌いだ
・理想の状態
理想の状態をイメージしにくい場合を考えて、以下のテンプレートを用意しました。
一番しっくりくるものを使って頂ければと思います。
感じきってなくなる。
感じている事を認める。
だんだん小さくなっていく
〇○だった事を受け入れます。
無くなってスッキリする。
花粉症の例を使うと、
「鼻が痒くてイライラする」
「この痒さがだんだん小さくなっていく。」
となります。
2.実践
では、ここまで準備ができれば、実際にタッピングをしていきます。
タッピングをする前に、まずは4.のセットアップフレーズを言います。
言うときは、目を瞑って、鎖骨の下をさすりながら、その痒さを感じながら言ってください。
言い終わったら、タッピングです。
箇所と順番は以下となります。
1.頭の頂上
2.眉間
3.目尻
4.目の下(まぶたあたり)
5.鼻の下
6.口の下
7.胸のあたり
8.脇の下
1~6までは、利き手の人差し指と、中指を使います。
ポイントは、トントンとするような軽く行う感じです。
7~8は、手のひら全体でポンポンと叩くイメージで行います。
このトントンしている時に事前準備で用意したフレーズを言います。
1~8までを1巡とした時に、1巡~2巡単位に言葉を変えます。
ここでは、5のフレーズを使います。
まず1巡目~2巡目
「鼻が痒くてイライラする」
そこから3巡目~4巡目
「この痒さがだんだん小さくなっていく。」
以上でタッピング終了です。
3.終了。深呼吸と水分補給
手を広げながら、大きく深呼吸。
深呼吸の際に、痒さを口から吐き出す感じで行います。
その後、1杯の水を飲んでください。
これを飲むことで、血流の流れが良くなり、より効果を実感頂けます。
4.感情を数値化する
タッピング前と後で、鼻の痒さについて感情を数値化します。
EFTの言葉がわからない時はどうしたらいいの?
慣れるまでには、言葉を作るのは難しいかもしれません。
その際には、アドバイスさせて頂きますので、是非ご連絡ください。
EFTの効果が出ないときはこんな時!
いくらEFTをやっても、全く効果が出ない時に考えられる状況として、「おまじないになっている」
という事が挙げられます。
例えば、花粉症を例に言うと、「花粉症が治りますように」
これでは、治るというのがどういう理想の状態であるのか明確ではないため、いくらタッピングをしても治りません。
先ほど例を挙げたように、「治る」ではなく「痒さがだんだん減っていく」というように明確に理想の状態を言葉にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
このEFTというものは、やり方さえしっかり覚えれば、誰でも簡単に出来ます。
このEFTを通して、多くの患者さんが、色んな問題を克服されています。
あなたも是非、EFTをやってみませんか??
ただし、最初は慣れない事があると思います。
一人でやれない、一緒にやって欲しい場合は、是非こちらのカウンセリングに来てお手伝いさせて頂ければと思いました。