京都心理カウンセリング 塩澤順哉です。
今日は、気持ちがしんどい。
ということについてお話しさせていただきます。
気持ちがしんどいって一体どういうことなんでしょう。
気持ち=感情 とは一体何か。
ということにも関わってくるのですが。
そもそも、「気持ち」というものに、イイとか悪い。しんどい。とかいうものがあるのでしょうか?
少し動物を例に考えてみます。
犬を飼ったりしたことがあるとわかるかと思うのですが。
動物にも感情があります。
ここで例にするのは、親子のシマウマ。
サバンナに母シマウマ、子シマウマがいるところを想像してみてください。
そこに突然、ライオンが出て来ました。
母シマウマが取る対応はどんな対応でしょうか?
そうです。
ライオンから我が子を守ろうとします。
なぜか、もし、「怖い」という感情を感じて、「逃げなきゃ」と反応をすると。
体力がある母シマウマは逃げられたとしても。
体力のない子シマウマが先に食べられてしまう可能性があることを知っている。
だから、母シマウマは「怖い」という感情を使わずに。
どんな感情を使うでしょうか?
そうです「怒り」です。
「怒り」を使って「ただ、やめてください!」とライオンに立ち向かいます。
この「怒り」は怒っているわけでもなく。
ただ、大切なものを守るというためだけに使われる純粋な「怒り」です。
こんな風に、感情にはそれぞれ意図があり。
その感情を使うことによって、子孫を残すということがプログラミングされています。
これは、人間も同じです。
ですが、人間は、他の哺乳類とは違って、ちょっとやっかいな、ものを身につけています。
「大脳新皮質」というやつです。
もちろんこれがあるから、こうして、あなたも、文字が読めて。
それが理解できて。
という沢山の恩恵を受けています。
だけど、この「大脳新皮質」があるからこそ起こってくる弊害もあります。
それが、気持ちに対する意味付けや認識が違ってくるということが起こります。
怒りってどんな印象ですか?
ーー僕のイメージでは、親に怒られた。先生に怒られた。ガミガミ言われた。
みたいなイメージしかなくて。
怒りというととってもよくないもの。
あまり使わない方がいいものという認識でいました。
ところが、怒りということを知っていくと、それは、怒りじゃなくて、攻撃だ。
というような話が出てきたんです。
えっ?それ、怒りじゃなくて、攻撃だったの?
と僕は衝撃を受けました。
僕は怒りだと思っていたものは、怒りではなくて、攻撃だったんです。
こんな風に、認識が間違っているということってとっても多くて。
心理学を勉強していると、こういう勘違いというのが本当に沢山あって。
それは、勘違いしてたら、問題なんて解決できないよね。。。
という勘違いあるある。というのは山盛りあります。
正しい知識を持ってないだから、解決できないっていうのは当たり前ですね。
これを知った時には、もっと早く知りたかった。。。と本当に思いました。