生存欲求が一番強い欲求というのは本当でしょうか? 本当の一番の欲求とは?
うつ うつ病 カウンセリング 京都心理カウンセリング 心理カウンセラー塩澤順哉です。
マズローは人間の欲求には5段階の階層になっているということを言いました。
そして、その中でも一番の根底にあるのが生存、生理的欲求だと言っています。
これって本当なのでしょうか?
人間の持つ欲求として、生存の欲求が一番強いのに、
それでも日本では、年間3万人。つまり、約19秒に1人が自殺する。
それって本当に人にとって、生存の欲求が一番強いといえるのでしょうか?
心理カウンセラーという視点から人間にとって最も強い欲求とは何なのかということについて
あなたと一緒に考えてみたいと思います。
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自尊の欲求
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所属の欲求
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安全の欲求
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生存、生理的欲求
というように人の欲求は5段階になっていると心理学者のマズローは言っています。
カウンセリングをしている中で気づく事。
心の悩みを作り出す原因にもつながることです。
カウンセリングをしていると、
幼少期のお父さん、お母さんとの関わりの中で作り上げた。
「私はこんな存在である」という思い込みがあることに気づきます。
その思い込みができる時を見てみると、
お父さん、お母さんから愛情を得ようとしたけれど、貰えなかった。
こんなに辛い思いをするぐらいなら、
もうお父さん、お母さんの愛情なんていりません。
こんな風に小さなあなたは、心に決めたり。
こんなに辛い思いをするのは、私が●●ができないから。
この家族の仲間に入れて欲しいから、
その為になら私は、何でも両親に差し出します。
という無条件の愛情を子どもは両親に対して持っています。
忠誠心とも言える、親への無条件の愛情です。
この家族の中に所属していたい。
という所属のするという欲求のために、
子どもはいとも簡単に、時には、自分の安全や安心という生存に必要な事でさえ、諦めます。
それが例え、自分の安全や安心に関わるようなものであっても。
それほど、所属する。という事に対する欲求は強いものです。
組織犯罪というようなこともそうです。
真面目で、人が凄くよくて。
という人が、ある組織の中に入った時に、
犯罪を犯してしまうというようなこともあります。
所属した組織のルールに従ってしまうのです。
所属した組織の一員でいることが大切だからです。
テロリストもそうですね。
その組織の教えを守るためということで人殺しをします。
戦争もそう。
日本人、アメリカ人というような国民意識
という集団に所属していたいという気持ちが働き、
善良な一般の市民が、殺人をします。
戦争に行けば、殺人をしなければいけないだけではなく、
自らの生命が、危険にさらされることがわかっていながらも、
祖国の為にという所属欲求のために、
多くの人たちが戦場に出て行くわけです。
このように、見てみると、生存の欲求よりも、
所属の欲求の方が強いということが、見えてきます。
いかがででしたでしょうか?
カウンセラーは、所属の欲求がとても強い欲求であるということを忘れてはいけません。
所属の欲求のために、生存や安全、安心を捨てることがあるという前提でカウンセリングします。
小さな頃にお父さん、お母さんのと関わりの中でできた
間違った思い込み。
今はもう必要なくなった思い込みをもう一度選び直すことで
あなたは必ず変わることができます。
あなたが人生の中で繰り返してしまう、上手く行かないパターン。
それは幼少期にお父さん、お母さんとの関わりの中で身に付けたパターンです。
そのパターンは、小さなあなたが選んだものです。
大人になった今でも、小さな頃に選んだパターンを繰り返す必要はありません。
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