京都心理カウンセリング 塩澤順哉です。
今日は、うつ病再発率が高い理由を3つの要素から徹底検証してきます。
うつ病の再発率については、60〜70%とも言われています。
何でこんなに、再発率が高いのか。
答えを先にお伝えしますと、再発した訳ではなく。
症状が和らいだ状態を治ったと判断していたから。
これが正解です。
うつや、精神的な病気についてお医者さんのお話を聞くと、
よく「寛解・緩解(かんかい)」という言葉が出て来ます。
この状態を、治った。というように多くの方は認識しています。
精神的な病気については、治ったと言わず、「寛解(かんかい)」とよく言います。
正直、僕はこの表現。すっごいズルイ表現だと思っていました。
この、寛解の意味を調べて見ます。
全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること。
という意味が出て来ます。
そうなんです。全治とは言ってない。
病状が治って、おだやかになっている。
こうなったことを治ったと、思っているケースがほとんどです。
「一旦症状は治りました。」ってことですね。
これは、
1、自己判断で勝手に治ったと判断した。
2、医師の指示じ従わず、通院や投薬をやめた。
3、根本的な問題が解決できていなかったので、再発した。
というようなことが挙げられます。
この、寛解状態 と、 根本的な問題が解決できた。
ということは、全く別物です。
症状が和らいだ。
根本的な問題が解決できた。
これは全く別物です。
うつ病を克服していくには、
正しい知識を持つことが、何よりも大切です。