うつ病のセルフチェック

うつ病の診断基準、DSMとICD。具体的な基準ってどんな基準なの?

京都心理カウンセリング 塩澤順哉です。

今日はうつ病の診断基準についてお話しさせていただきます。

うつ病を含む、精神に関する病気というのは、
現在、DMS と ICD という二つの診断基準があります。

まず、それぞれについて説明させていただきます。

まず、DSMについて。現在の最新版は、DSM5というもになります。

Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders の略でDSMです。
精神障害の診断と統計マニュアルというもので、
アメリカの精神医学会が発行しています。

ICDの最新版は、ICD-10というものになります。
International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problemsの略でICDです。
こちらは、世界保健機関 (WHO)が国際的な統計基準として公表しているものになります。

両方とも、本屋さんや、アマゾンでも購入することができます。

精神的な病気というものは、
血液検査、画像検査、などで診断することが難しいため、
医師が問診することによって、その診断が決まります。

ですが、その問診となると、医師によって診断にばらつきが出てしまうことになります。
また、診断が違ってくると、投与する薬も違うというような事が出てくるため、
診断の基準、治療の基準を明確にするというような意味合いで、
これらの診断基準がある。

というように理解していただければ、大枠を捉えて頂けているかと思います。

最後に、どのような診断の項目があるのかということをお話しさせていただきます。

1.抑うつ気分
2.興味または喜びの喪失
3.食欲の減退あるいは増加、体重の減少あるいは増加
4.不眠あるいは睡眠過多
5.精神運動性の焦燥または制止(沈滞)
6.易疲労感または気力の減退
7.無価値感または過剰(不適切)な罪責感
8.思考力や集中力の減退または決断困難
9.死についての反復思考、自殺念慮、自殺企図

1もしくは、2を含む合計5子以上の項目が当てはまる。
2週間以上その状況が続いている。
これらの症状が日常生活、社会生活を送る上で大きな障害になっている。

というものが、DSMの診断の基準になります。

これらの診断は、医師の診察によって、診断がされるものになります。
気になるなっと思われた方は、一度医療機関を受診することをおすすめしています。

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zoomオンライン心理カウンセラー:塩澤順哉

うつを克服して好きだったことを取り戻すzoomオンラインカウンセラー 塩澤順哉 うつになったことで好きだった仕事、育児、料理、趣味ができなくなった方へ。 自身がうつを克服して、カウンセラーとして200名以上の相談実績。 最短3ヶ月で病院にかかっても改善されなかったうつを克服するサポートをしています。 詳しくはこちらから

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