うつの人はこの言葉に深く傷付く。
うつの家族、友人、同僚に絶対言って欲しくない2つの言葉を紹介させて頂きます。
この記事は、クライアントさんから頂いたメールを元に作らせて頂いています。
頂いたメールの内容はこんな感じでした。
*** 以下頂いたメールです。 *****************
●●です。
塩澤さんにひとつお聞きしたい事があるのですが、よろしいでしょうか?
うつ状態の時に、「なんで出来ないの?」とか、「なんで無理なん?」と言われたことはありますか?
あれば、どんな受け答えをしましたか?
私は昨日言われて、すごく傷つきました…。
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「なんで出来ないの?」とか、「なんで無理なん?」
とか、うつの人はその言葉、まずメッチャ傷つきます。。。
なんで、その言葉に傷付くかわかりますか?
自分でも、何で出来ないのかわからないからです。
しかも、それは、これまで 当たり前にできていたことだから、余計に傷付くわけです。
うつになると、
「なんで出来ないの?」とか、「なんで無理なん?」とか、
まず自分で自分に1日何回もそんな言葉をかけてしまっています。
そして、自分でもその答えが見つけられないままに、
家族や、友人、同僚から言われる言葉が、
「なんで出来ないの?」とか、「なんで無理なん?」
( ↑ あっこれ関西弁か。)
もぅね。こんな事言われた時にはまず、超凹みます。
そんなん、それが何でできひんかもわからんし、
自分でも直したいと思っても全然直らんし、
どうやったら良くなるのか誰も教えてくれんし。
こんな時間が続くなんて、未来に希望も何も持てないじゃないか!
一体、どうしたらいいの?
何でこんなことになってしまっているの?
誰も何もおしえてくれないし。。。
最悪だ。。。。。。
死にたい。。。。。
って僕は4年前ぐらいまで、そんな言葉を言われようものならこんな風になってました。
あっ勿論、今は、そんな風になることはありません。
うつが酷い時って、本当にこんな風になってしまうんです。
だからと言って、家族、友人、同僚は何も関わらないようにしてくださいとか、
そういうことではないのですが。
僕も今ではそんな風になることなんて一切ないのですが、
本当に、うつ状態になると、そんな風になってしまうんです。
大げさでも何でもありません。
クライアントさんから頂いた質問は、
そんな時、どんな受け答えしてましたか?
ということなのですが、まずその前に、
そう言われて傷付いた自分の気持に寄り添ってみて欲しいと思います。
受け答えとしては、その状況によるし、うつ病であることを会社に伝えてあるかどうか。
会社がうつに対してどれだけの理解があるのかということによって、
随分対応が違うと思うので、
何とも一概にお返事することが難しいです。
うつである事を伝えてあるのであれば、
うつになると、これまで当たり前にできていた事ができくなるので、
業務量を減らしてください。
というようなことがまず、大事なことですね。
ただ、伝えていてもなかなかそのようにならない事があったりします。
本当にこの辺りは状況による部分が大きいです。
個別具体的な対応については、主治医や、僕みたいなカウンセラーに相談してみられるのが
いいのではないでしょうか?
大切な事は無理しないことです。
ホントに。うつになりながらも、仕事に行っていることが大変なことです。
出来る限り、無理をしないようにしながら、
そして、カウンセリングで心理的な課題を解決していくのが一番です。
「何でできないの?」とか「何で無理なん?」とか
そうやって、僕も自分の事を7年間も責め続けてきました。
何でみんな朝から働いているのに、
週3日のバイトすら、何でできないの? 何で無理なん?
そうやって自分の事を責めてました。
もちろん、カウンセリングで、それは辛いね。しんどいね。って
共感してもらうだけでは何も解決できません。
そこは、僕も心理学を沢山勉強してきて、
どうやったら、そこから抜け出せるのかということを学び続けてきました。
まず、自分で出来る事としては、言われて傷付いた気持に気づく事。
そして、そこをどのように超えて行くのかという根本的な解決方法を知っている人に
相談してみてください。
4年前まで、うつで、死にたい気持でいっぱいだった僕が、こうして元気になれたということは、
必ずあなたも変われると信じています。
【京都心理カウンセリング 心理カウンセラー 塩澤の追記】
記事を読んで頂いた、クライアント様から
お返事を頂きました。
そのお返事も紹介させて頂きます。
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おはようございます、●●です。
記事読ませていただきました。
「そうそう…!」
と思いながら、少し泣きそうになりました(;_;)
本当に、なんで出来ないのかが分からないんですよね…。
返事頂き、ありがとうございますm(__)m
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↑というカタチでお返事を頂きました。
これからも全力でサポートさせて頂きます!
【京都心理カウンセリング 心理カウンセラー 塩澤の追記:2】
僕はクライアントさんはご自身の問題を解決する力がある。
心からホントに思っています。
だから、全力でサポートすると言っても、
ただ、当たり前に、信じているだけです。
足下をちょっと照らして、明るくしている。
そんな感じです。
メールのご紹介はここでおしまいです。
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●●です。夜分遅くに失礼しますm(__)m
お返事が遅くなってしまいましたが…
先ほどまた記事読ませて頂きました!(何回も読み返してます)
そしたら、塩澤さんからのお返事が書かれていて…
嬉しいです、ありがとうございますm(__)m
心の支えになります!
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一人でもこの記事が必要な人の所に届きますように!!