うつ克服の方法

うつの治療では、なぜ「休養が一番大切」なの? うつの治療で休養が大切な3つの理由

うつの治療では、なぜ「休養が一番大切」なの? うつの治療で休養が大切な3つの理由

心理カウンセラー 塩澤順哉です。

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うつの治療では、なぜ「休養が一番大切」と言われます。

なぜでしょう。

 

うつの治療で休養が大切な3つの理由をお知らせします。

うつの治療において、休養が大切なのは、

  1. 休養することで体力の回復させる
  2. 仕事や家事の負担を軽くする
  3. 脳内の神経伝達物質の回復

 

という3つの目的があります。

もう少し詳しく見てみましょう。

うつ病の患者は脳の中の神経伝達物質に異常が発生してしまっています。

足りない神経伝達物質があるのです。

ということは、足りない神経伝達物質を補えればいいのではないかということになります。

 

神経伝達物質の中でも「セロトニン」が足りない。

そんな話しは、どこかで聞いたことがありませんか?

 

実は、「なぜ、神経伝達物質のセロトニンが減ってしまうのか」

ということはわかっていませんが、

うつ病の人は脳内で「セロトニンが減っている状態になっている」

ということはわかっています。

ということは、

その足りない神経伝達物質を補ってやれば、うつ病は治るんじゃないか?

と思いますよね。
僕もそう思いました。

しかし、それは難しいことなんです。

例え”セロトニン”そのものを口から飲んだり注射したりしても、

そのままの形で脳に運ばれることはないのです。

口から飲めば、そのまま胃腸を通って便として排泄される。

もし、一部が消化されて吸収されても腎臓でろ過されてしまいます。

そして、尿中に排泄されることになってしまうのです。

消化管や血管中にある物質が簡単に脳に移行できないのです。

そのような仕組みが人間の身体には備わっています。

その仕組みが脳を守っているということです。

それと同時に脳内で問題が起こっている疾患の治療を難しくしています。

 

 

現段階では、うつ病治療薬は脳内で不足している物質を直接補えません。

脳内伝達物質の、リサイクルを促すための治療薬ということです。

そのような理由でうつ病の治療は薬物療法だけでは十分とは言えません。
そして、回復までには時間がかかるということです。

そこで必要になるのが、「休養」というわけです。

まず、休養の重要性については理解していただけましたでしょうか?

非常に大切なポイントですので、もう一度まとめます。

  • うつ病になると脳内伝達物質が不足することがわかっている。
  • 脳内伝達物質がなぜ不足するかはわかっていない。
  • 足りない脳内伝達物質を、足してやろう。
  • 口から飲む、注射するという方法では脳内まで届かない。
  • 理由は、人間の身体がそのような仕組みで脳を守っているから。
  • では、脳内伝達物質をリサイクルするような方法を取ろう。
  • 結果、薬物治療では脳内伝達物質のリサイクルを促す効果しかない。
  • つまり、薬物療法だけでは十分とは言えず、時間もかかる。

以上が休養が大切な理由です。

うつ病治療における休養には大きく3つの意味や目的があります。

  1. 休養することで体力の回復させる
  2. 仕事や家事の負担を軽くする
  3. 脳内の神経伝達物質の回復

この3つです。

1つ目は、体力の回復です。

うつ や うつ病 になると、体力が落ちてしまうことがあります。
ですので、まず1つ目の目的は体力を回復させることです。
身体を休めることで、体力の回復をさせます。
これは、特に急性期に最も大切なことです。

 

2つ目は、家事や仕事の負担の軽減です。

目の前の仕事や家事と言った重荷を一時的にせよ
軽くして、緊張状態から解放させるという目的です。
ストレスになるようなことを減らすということですね。
家事、仕事モードから治療モードに気持ちを切り替えるためです。

 

3つ目は、脳内伝達物質の回復です。

薬で直接的に枯渇した物質を増やすことが望めません。
ですので、自然に機能改善するのを待つ。
そういう原始的な方法に頼らざるをえないというのが現状です。

そのような理由で休養がうつ病の治療で最も大切とされています。

いかがでしたでしょうか?

休養の大切さを理解して頂けましたでしょうか。

とは言え、うつ病になってしまったあなたにとって

休養するということはとても難しい事だったりします。

 

会社でみんな働いているのに、自分だけ休むなんて申し訳ない。

というような考えがあったり、

いつまで休めば回復するの?という疑問があったり。

様々な理由があって、休養の重要性には気づいたけれど、

なかなか心も、身体も休んでいるのに休まらない。

 

もし、あなたが会社の同僚が気になって気持ちが休まらない。

いつまで休養すればいいのかというメドが立たなくて不安だ。

というような、心理的な側面で思うように休養が取れないので
あれば、それは私のカウンセリングがとても効果的です。

 

うつ病になる方の中には、
自分がくつろいだり、リラックスしたり、休んだりすることを
無意識のうちに禁止している方が少なくありません。

心理学の言葉で、そのような無意識の禁止を

リミッティング・ビリーフ(制限する思い込み)と呼んでいます。

その中でも、「くつろいではいけない」という思い込みがあると、

休養と言われても休まりません。

 

休養の重要性に気づいたけれど、休めないという方は

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  • この記事を書いた人

zoomオンライン心理カウンセラー:塩澤順哉

うつを克服して好きだったことを取り戻すzoomオンラインカウンセラー 塩澤順哉 うつになったことで好きだった仕事、育児、料理、趣味ができなくなった方へ。 自身がうつを克服して、カウンセラーとして200名以上の相談実績。 最短3ヶ月で病院にかかっても改善されなかったうつを克服するサポートをしています。 詳しくはこちらから

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