カウンセラーからの【お知らせ】

親を殺すという事件見て、安心していた僕が。今、父に対して思う事。

カウンセリングで、父との関係がどう変わったのか。
というお話です。

京都心理カウンセリング 心理カウンセラー 塩澤順哉です。

最近、父と一緒にいる時間が色々あったので、
父の話をしてみようと思います。
父は、中学校で理科の先生をしていました。
今は定年退職後の再雇用みたいな感じで働いています。
僕が小さい頃は、琵琶湖に釣りに行ったり。
家族でスキーに行ったり。
休みの日は割と遊びに付き合ってくれたりする父だったと思います。

最近の父とのエピソードといえば、
この記事を書いているMacの充電ケーブルが経年劣化で切れてしまい。
充電できなくなったので、それを直すのを手伝ってくれたり。

頼んだのは修理だけだったのですが、
おまけにもう一個充電器を作ってくれました!
ありがとう父!

そして最近、車を買い替えたのですが、
ナビを普通に買うと高いので、ネットで格安ナビみたいなのを買いました。
取り付け方がわからず。父に相談。
必要なパーツを揃えてくれて。
父の工具を借り。
父がドリルで鉄板に穴を開け。
丸3日がかりぐらいで、ナビの取り付けと、バックカメラ、
それからドライブレコーダーの電源を取るという作業を一緒にやってました。
まだ完成してないのですがw
基本的に。こういう事に関して、手伝ってあげよう!
という優しい気持ちの持ち主であることに感謝しつつも。

一緒に作業をしていると、あれこれ横から口を出して来ます。
こんな感じです。

父:「何でそれをそんな風にやってんだよー。わかってねぇなぁー。」
僕:「だってこれは、調べたらこう書いてあったから!」
父:「だからー。そうじゃないんだよー」
僕:「そこまで言うならやってみなよー。」
父:「ほれ!パキッ。。。 (汗)」
  (ツメが折れる。。。)
父:(ちーん。やっちゃった。。。)
僕:「まぁ折れてしまったものは仕方ない!」
父:「ごめん。。。」

というようなことが、何度も何度も繰り返されるわけです。
そして僕はぼそっと。
「まぁこんな風に、小さい時から、あぁでもない、こうでもないと
横から口を出され。手を出され。色々言いたくなる気持ちもわかるけど、
こういうのがしんどかったわー。」
ととどめの一言。

ちょっと申し訳なさそうに、下を向く父。

手伝ってもらって、ありがとうという気持ちを持ち。
手伝ってくれてありがとう!と伝える。
そして、言いたいことはちゃんと言う。

昔の僕だったら、取り付け無理と思って、諦めていたか。
ネットで検索して自力で何とかしようとしていたか。
父に相談するという選択肢はなかったと思います。

だって、あれこれ言われて、なんか壊されたりして。
最後は、「お前が悪い!」みたいに言われて終わる。

そんなイメージがありました。

どんだけ父に対するイメージが悪かったんでしょうね。。。
相当、色んな思いが溜まっていたんだと思います。
だから、お願い事とか絶対にしたくないし。
自分で何とかしようとしていたと思います。
なるべく顔も合わせたくないですし。
話したくもなかったですからね。
そう思うと、家族との関わり方。関係性。
凄く凄く良くなったと思います。

休みの日になんだかんだいいつつ、手伝ってくれることにも、
ありがとう!と思えるようになりました。
元々家族との関係が物凄く良くなかったというか最悪だったので。
こんな風に、パソコンの修理をお願いできたり。
ナビの取り付けを一緒にしたり。
まぁケンカしながらですけどねw
こんな風に親と関われるようになったのは、
本当にありえない事といいますか。
自分でもビックリします。

そして、振り返ってみて思うことが色々あるのですが。
釣りに行ったり。スキーに行ったり。セミ捕りしたり。
父との思い出の中には楽しい思い出というのも、
色々思い返してみると、あるんですね。
だけど、それと同時に、やっぱり僕にとって凄く大きかったのは、
進路に関することが凄く大きかったと思うんです。
色々自分なりに考えた進路だったり。
こんな風に生きてみたいということは両親から大反対され。
中学生ぐらいの僕には、わかりました。
では、これからの人生好きなように勝手に生きて行きます。
という選択肢は取りませんでした。

どっかで、親がわかってくれるんじゃないか?
っていう期待があったり。
親が変わってくれるんじゃないか?っていう思いがあったり。

楽しい思い出もあるので、どっかでそんな風に思ってしまいます。
だけど、親は親で。自分の世界を持っているもので。
それが、息子に対する愛情だと信じて疑わなかったと思います。

今思うと、それは両親なりの愛情表現だったということは頭で理解はできます。
ただ、当時の僕にとってはとっても苦しかった。

こういう小さな時に、我慢した感情だったり、葛藤が解決されてると。
喧嘩しながらでも感謝できる。
と言う状態になれるようです。

いかがでしたでしょうか?
書いて見て、ちょっと泣きそうです。
両親とは本当に仲が悪くて。
家の中にいるのが苦しくて。
高校生ぐらいの時に、親が学校の先生で。
子供が親を殺すとというニュースを見た時。
親を殺してやろうと思うのは僕だけじゃなかったんだ。
って凄く安心したのを今でも鮮明に覚えています。
両親なりの愛情ということを理解できるようになる日
というのが来るとも思っていなかったですし。

ケンカしつつもありがとう!と思える日が来るとも思ってませんでした。
カウンセリングって凄いですね。
家族関係のお悩みというのも、
解決できると、凄く暖かい気持ちになれますよ。
両親なりの愛情に気づけるようなサポートをさせて頂いています。
記事を読んで、ぴんときたら、
カウンセリングルームでお待ちしています!

  • この記事を書いた人

zoomオンライン心理カウンセラー:塩澤順哉

うつを克服して好きだったことを取り戻すzoomオンラインカウンセラー 塩澤順哉 うつになったことで好きだった仕事、育児、料理、趣味ができなくなった方へ。 自身がうつを克服して、カウンセラーとして200名以上の相談実績。 最短3ヶ月で病院にかかっても改善されなかったうつを克服するサポートをしています。 詳しくはこちらから

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